山崎製パンが買い気配のまま急伸、大幅増益決算と製品価格の一部改定を好感

■第3四半期の営業利益は39%増加、来年1月から一部を値上げ

 山崎製パン<2212>(東証プライム)は10月30日、買い気配で始まり、気配値のまま約1か月ぶりに2900円台を回復、急激な出直り相場となっている。29日の15時に発表した第3四半期決算(2024年1~9月・連結)の営業利益が前年同期比39.2%増加した上、ホームページで「製品価格一部改定のお知らせ」も発表。「25年1月1日出荷分から、一部のパン製品および和洋菓子製品の価格を改定」するとし、業績への上乗せが期待されている。

 1~9月の連結決算は売上高が前年同期比8.7%増加し、経常利益は同34.0%増加した。12月通期の予想は前回予想を継続し、売上高は前期比5.0%増、営業利益は同29.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同21.0%増を据え置いた。ただ、一部からは、コメの価格の高止まりが続くと業績押上げ要因になるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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