富士通、森永乳業と共同で意思決定支援システムを開発、原材料価格変動の影響をシミュレーション

■国内23工場の情報を一元管理、作業効率を大幅改善

 富士通<6702>(東証プライム)は10月30日、森永乳業<2264>(東証プライム)と共同で、原材料価格や為替変動が経営に与える影響を分析できるシミュレーション基盤を開発したと発表。2024年8月5日から本格運用を開始し、国内23工場における数百以上の取引先情報および製品情報の管理を効率化している。

 同システムは、富士通の「Fujitsu Manufacturing Supply Chain Planning」を活用し、30年以上の業界経験を基に開発された。原材料価格変動による損益分析の時間を大幅に削減し、多様なシミュレーション機能により、販売・調達計画の高度化を実現している。

 今後は予算から販売、需給計画までを統合的に管理するテンプレートを2024年10月1日から製造業向けに提供開始。需要変動への迅速な対応や在庫最適化を目指す顧客へのサービス展開を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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