■海外好調、中間純利益は前回予想を41%上回る見込みに見直す
ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は11月5日の午前11時に業績予想の大幅な増額修正を発表、株価は一段高となり、5%高の2411円(107円高)をつけて約半月ぶりに年初来の高値を更新する場面をみせて活況高となっている。
この第2四半期(2024年4~9月・累計、連結、中間期)は、海外市場でディフィクリアを中心に医療用医薬品事業が好調に推移したことなどから、売上高、利益ともに5月に開示した当初予想を上回る見込みとなり、中間期の売上高は前回予想を3.5%上回る見込みに見直し、営業利益は同15.2%、親会社株主に帰属する中間純利益は同40.9%上回る見込みに見直した。スイスフラン安の進行などに伴い為替差益の計上も見込まれることとなった。
通期の業績についても、引き続き海外の医療用医薬品事業が好調に推移する見込みであることなどから、為替差損益を見込まずに、売上高を前回予想比3.6%上回る見込みに見直し、営業利益は同10.0%、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.0%上回る見込みに増額修正した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)