日本信号が一段と出直る、第2四半期の営業利益5倍、政策保有株の縮減方針も好感

■政策保有株の純資産割合を現在の26%から20%以下めざす

 日本信号<6741>(東証プライム)は11月5日の後場、13時過ぎから一段と出直りを強め、5%高の975円(45円高)まで上げる場面を見せて約2週間ぶりに950円台を回復している。同時刻に発表した第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)の営業利益が前年同期の5倍になるなど大幅に回復し、あわせて「政策保有株式の縮減方針について」も発表、好感買いが先行している。

 4~9月の連結売上高は前年同期比18.1%増加し、営業利益は5.0倍となり、親会社株主に帰属する中間純利益は3.1倍だった。通期・25年3月期の連結業績予想は営業利益17.2%増など全体に従来予想を継続した。

 政策保有株式の縮減方針については、24年3月31日現在で「当社の特定投資株式は249億円、その純資産に対する割合は26%となっている」(決算短信より)などとし、現在進捗中の設立100周年に向けた中期経営計画「Realize-EV100」(2024~28年度)の最終年度にあたる29年3月末時点における連結純資産合計に対する政策保有株式の保有割合を20%以下にすることを目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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