【株式市場】日経平均は1005円高、「トランプ氏優勢」で円安進み後場一段と上げる

◆日経平均は3万9480円67銭(1005円77銭高)、TOPIXは2715.92ポイント(51.66ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し24億5518万株

 11月6日(水)後場の東京株式市場は、米大統領選の開票速報で「トランプ氏優勢」と伝えられるに連れて円安が進み、日経平均は前引け値を200円超も上回る1089円高で始まり、13時にかけて1189円63銭高(3万9664円53銭高)まで上げた。中盤は上げ幅を700円台まで縮めたが、大引けにかけて再び上げ幅を1000円台に広げ、大幅続伸となった。トランプ氏の政策を想定して三菱重<7011>(東証プライム)、コマツ<6301>(東証プライム)、ブリヂストン<5108>(東証プライム)などが一段と上げ、積極財政で米金利に上昇圧力とされて三井住友FG<8316>(東証プライム)なども一段高。14時前に四半期決算を発表したトヨタ<7203>(東証プライム)は一気に切り返した。

 後場は、13時前に四半期決算と増配を発表したアルコニックス<3036>(東証プライム)が一段高となり、13時に発表したIHI<7013>(東証プライム)も一段高。ホンダ<7267>(東証プライム)など発表後に値を消す銘柄もあった。ホリイフードS<3077>(東証スタンダード)は来週の四半期決算発表への期待や福島第1原発のデブリ除去開始で工事人口増加の期待など活発化など言われ次第高のストップ高。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は「トランプ氏優勢」でビットコインが最高値を更新と伝えられて前場ストップ高に達したまま後場は買い気配。データホライゾン<3628>(東証グロース)は今日四半期決算発表予定で中盤から尻上がり。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加し24億5518万株(前引けは10億4688万株、売買代金は5兆6352億円(同2兆2063億円)。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は1099(前引けは1417)銘柄、値下がり銘柄数は486(同199)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、機械、その他製品、保険、非鉄金属、サービス、精密機器、電気機器、ガラス土石、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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