■第2四半期は小幅な減収・減益だったが鉄道・ホテル・スカイツリーなど好調
東武鉄道<9001>(東証プライム)は11月7日、大きく出直る相場となり、午前10時にかけては8%高に迫る2640.0円(185.5円高)前後で売買され、約1か月半ぶりに2600円台を回復している。6日の15時30分に第2四半期決算と3月通期業績予想の増額修正、増配を発表、好感買いが先行している。
第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)は小幅な減収・減益だったが、鉄道事業は通勤利用の回復や行楽利用の増加に加え、新特急「スペーシアX」の増発等により輸送人員が増加。運輸事業全体の営業利益は前年同期比14.3%増加した。レジャー事業は減収減益だったが旅行取扱高は回復し、ホテル業、スカイツリー業が好調だった。今3月期の連結営業利益の予想は4月に開示した前回予想を9.7%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同12.8%上回る見込みに見直した。
また、配当は、利益が当初の想定を上回る見込みであることを踏まえ、中間配当と期末配当予想をそれぞれ1株当たり2円50銭増額して27円50銭とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)