アルコニックスは2日続けて大きく出直る、好決算と増配など連日好感
■トランプ氏の政策も事業環境に追い風との見方
アルコニックス<3036>(東証プライム)は11月7日、次第高となって午前11時にかけて1454円(59円高)をつけ、2日続けて大きく上げている。商社機能と製造業を融合する非鉄金属の総合企業で、6日の取引時間中に第2四半期決算と配当予想の増額修正を発表し、株価は好反応。好決算銘柄の中には翌日に反落してしまう銘柄も少なくないが、アルコニックスは買い継続となっている。
第2四半期は、中国経済の停滞、7月半ば以降の急激な円高などが影響したものの、を及ぼす要因になったものの、4セグメント(電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業)すべてで売上高が増加。連結業績(2024年4~9月・累計)は、売上高が前年同期比14.2%増加し、営業利益は同14.8%増加、親会社株主に帰属する中間純利益は同38.9%増加した。
配当は、中間・期末配当とも前回予想比3円増の32円に増額した。通期の連結業績予想は前回予想を継続したが、米国の次期大統領にトランプ氏が当選したことを受け、その政策から事業環境に追い風との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)