【株式市場】前場の日経平均は158円安、トランプ・トレード活発だが為替介入警戒、TOPIXは小高い

◆日経平均は3万9321円87銭(158円80銭安)、TOPIXは2740.33ポイント(24.41ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し14億3731万株

 11月7日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの急伸1508ドル高と円安などを受け、日経平均が264円高で始まった直後に403円34銭高(3万9884円01銭)まで上げたが、その後急速に値を消して午前10時過ぎには460円45銭安(3万9020円22銭)まで下押し、前引けも158円安で反落模様となった。米大統領選でトランプ氏が当選し、円安などに期待が強まったが、国内長期金利の上昇や為替介入への警戒感などがブレーキになったもよう。それでも第一生命HD<8750>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)、日本製鉄<5401>(東証プライム)、トヨタ<7203>(東証プライム)などはしっかりだった。

 京王電鉄<9008>(東証プライム)やコカ・コーラHD<2579>(東証プライム)が急伸し、業績、配当予想の増額修正や自社株買いを好感。メイコー<6787>(東証プライム)は業績・配当予想の増額修正など好感され値つかずのストップ高買い気配。ゴールドウイン<8111>(東証プライム)は10時に発表した増額修正など好感され急伸。テモナ<3985>(東証スタンダード)はサブスク決済システムの提供開始など好感され急伸。ベースフード<2936>(東証グロース)は急激に出直りメルコHD<6676>(東証プライム)の牧社長による買い増しを材料視。マーキュリーRI<5025>(東証グロース)は四半期決算説明動画の書き起こし開示を受けて注目強まり急伸ストップ高

 東証プライム市場の出来高概算は増加し14億3731万株、売買代金は3兆2501億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1287銘柄、値下がり銘柄数は323銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、輸送用機器、保険、繊維製品、鉄鋼、銀行、証券商品先物、電力ガス、パルプ紙、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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