日本製鋼が上場来の高値に迫る、原発関連銘柄で「デブリ回収」の報道を受け注目強まる

■きょう決算発表のため静観する様子もあるが原発再生の長期材料株

 日本製鋼所<5631>(東証プライム)は11月8日、次第高となって午前10時過ぎに5800円(199円高)まで上げ、約1か月前につけた上場来の高値5890円に迫っている。「原子力圧力容器」などを製造する原発関連銘柄で、「福島第1原発でデブリ初回収、東電、本格的な取り出しへ分析」(共同通信11月7日夕方)などと伝えられ、福島第1原発の廃炉・再建に向けた期待が同社株にも波及している。

 第2四半期決算の発表は、きょう11月8日15時の予定。株価は事前予想との乖離によって大幅増益でも値下がりすることがあるため、決算発表の直前は静観が一番という投資家もあるが、仮に値下がりした場合でも決算内容によっては下げたところが好買い場になることがある。日本製鋼には原発再生という材料があるため注目度は強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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