フライトHD:次世代型マルチ決済装置「Incredist Premium」発表

■Apple Pay等にも対応、北米市場で先行して受注開始

フライトホールディングス<3753>(東2)傘下のフライトシステムの米国子会社FLIGHT SYSTEM USA Inc.(FLIGHT USA本社:米・加州ロサンゼルス)を通じ、米国時間2015年10月26日(月)、北米市場向けにタブレット連動型クレジットカード決済装置Incredistの新製品「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」を発表し、同日付けで受注受付を開始した。出荷開始は2016年1月中旬の予定。

■非接触型IC クレジットカード(コンタクトレスEMV)決済も対応

Incredist Premiumは小型・軽量ながら、磁気クレジットカード、接触型IC によるクレジットカード(EMV)と、日本の電子マネーの3種類の決済に加え、新たにPayPass、payWaveなどの非接触型IC クレジットカード(コンタクトレスEMV)の決済に対応した最新鋭のマルチ決済装置である。

特に、コンタクトレスEMVは、Apple Payが同様の仕組みを使用し、世界中で注目を集めており、特にApple Payのサービスが開始されている北米市場での需要はかなり高いといわれている。

なお、Incredist Premium の国内での販売については、現段階ではコンタクトレスEMV 決済自体がテスト運用段階であり、Apple Payも開始されていないため、販売開始時期は未確定。また、新製品等の事業化の投資額は1.5億円を予定している。

■大手決済事業者と提携、タブレット連動型の決済拡大目指す

フライトシステムでは、国内のスマートフォン決済先駆者として、2010年9月から国内初のiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販売し、高級ホテル施設、レストランのテーブルチェック、観光タクシーでのカード決済、さらに旅行代理店等、幅広い業種で導入されている。

また、2013年4月に開発・販売開始したJ-Debit、電子マネー、銀聯カード、クレジットカード等の決済を一台で処理できるマルチ決済端末「Incredist(インクレディスト)」は、既に国内大手企業で数万台規模での導入実績がある。

同社ではFLIGHT USAの今後の展開について、「北米での決済に関して業務提携した、大手決済センター事業者Pivotal Payments Inc.(本社:テキサス州)とともにIncredist Premiumを活用したタブレット連動型カード決済ソリューションを広げていく」と話している。(同社執行役員金浩樹氏)

<写真=Incredist Premium の主な特徴>

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