■デバイス事業は減収だが構造改革効果などで営業赤字が大幅縮小
シャープ<6753>(東証プライム)は11月13日、急激に出直る相場となり、取引開始後は17%高の1038.0円(149.6円高)まで上げて約1か月ぶりに1000円台を回復している。12日の15時30分に発表した第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)で営業利益が2022年度上期以来の黒字となり、好感されている。
4~9月の連結決算は、売上高が前年同期比5.3%減だったものの、営業利益は4億79百万円となり、前年同期の58億61百万円の赤字から黒字に転換した。「デバイス事業は減収となった一方、構造改革の効果もあり、営業赤字が大幅に縮小」(決算説明資料より)し、コストダウン・モデルミックス効果などが寄与した。
通期の業績予想は、業績が想定通り進捗していることから全体に据え置き、売上高は2兆1000億円(前期比9.6%減)、営業利益は黒字化して100億円、親会社株主に帰属する当期純利益も黒字に転換して50億円の見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)