■コスト効率化や税負担軽減で通期予想純利益を65%上方修正
ヤプリ<4168>(東証グロース)は11月13日、急伸相場となり、午前10時過ぎに19%高の860円(136円高)まで上げた後も850円前後で売買され、戻り高値に進んでいる。ノーコードのアプリ開発プラットフォーム「Yappli」と顧客管理システム「Yappli CRM」などを提供し、12日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年1~9月・累計)の営業利益が前年同期の2.8倍になるなど大幅に伸び、12月通期の予想の増額修正も発表。好感されている。
発表によると、12月通期の業績見通しは、第4四半期に翌期をにらんだ広告宣伝費の増加を見込むが、人件費抑制などのコスト効率化や、24年3月に実施した減資による外形標準課税の不適用にともなう税負担の軽減効果により、前回予想を上回る見込みとなった。営業、経常利益とも前回予想を10%上回る見込みに見直し、当期純利益は同65.5%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)