【引け後のリリース】ゴールドウインが経常利益など一転増益の見込みに修正

引け後のリリース

■4~9月、主要ブランド好調で返品などの販売ロスも削減

 ゴールドウイン<8111>(東1・売買単位100株)は27日の取引終了後、「ザ・ノース・フェイス」「ヘリー・ハンセン」「チャンピオン」などの主要ブランドが堅調に推移したことなどを要因に、2016年3月期・第2四半期の業績予想(4~9月累計)を上方修正して発表。連結売上高は従来予想を5.8%増額して260.3億円の見込み(前年同期比では4.7%増)としたほか、同じく経常利益は2.1倍の7.6億円の見込み(同4.1%増)に増額した。売上高、経常利益は一転増益の見込みになる。営業利益は前年同期比35.0%増の4.2億円を据え置いた。

 利益面では、増収効果に加えて返品・値引等の販売ロスを削減できたことなどにより粗利率が改善したことも寄与した。純利益は同じく71%増額して2.9億円の見込み(同45.7%減)とし、従来予想に比べ減益幅が大きく改善した。第2四半期の決算発表は11月6日の予定。

 株価は8月下旬に一時3500円まで軟化する場面があり、中国株の波乱によって全体相場が急落した影響を受けたが、9月中旬には回復して上値を追い始め、10月27日には一時6430円まで上げて実質的な上場来の高値を更新した。この上方修正により、通期の業績予想にも上ぶれ期待が出てきたため、第2四半期の決算発表が注目される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る