【銘柄フラッシュ】エイジアなど急伸し本日上場のパートナーAは買い気配
- 2015/10/27 17:01
- 株式投資ニュース
27日は、経営統合の報道が伝えられた足利ホールディングス(足利HD)<7167>(東1)と常陽銀行<8333>(東1)が出来高急増となり、足利ホールディングスは前場11.2%高まで急伸して大引けは3.5%高となった。一方、常陽銀行は2.3%高まで上げたが後場は中盤から軟調になり1.9%安となった。フジッコ<2908>(東1)は業績予想を増額修正などが好感されて4.7%高だが出来高は急増し、グランディハウス<8999>(東1)も業績予想の増額などを好感して6.7%高と一段上値を追った。
東証1部の値上がり率1位はネクシィーズ<4346>(東1)の18.8%ストップ高となり、出資先のブランジスタ<6176>(東マ)がスマートフォンアプリ事業などの新会社設立などを材料に16.2%ストップ高となったことなどが言われて急伸。米海軍のミサイル駆逐艦「ラッセン」が南シナ海の中国の人工島に接近とロイター通信が伝え、地政学的リスクが意識されたこともあり、国際情勢の影響を受けづらい銘柄に資金が退避した印象。
本日新規上場のパートナーエージェント(パートナーA)<6181>(東マ・売買単位100株)は結婚相談所を全国展開し、前後場とも買い気配をセリ上げたまま初値がつかず、本日の気配値上限価格になる公開価格1260円の2.3倍の2898円の買い気配で終った。
日本製麻<3306>(東2)は業績拡大期待などで10.9%高。フライトホールディングス<3753>(東2)は米国子会社が北米で次世代型マルチ決済装置を発表したことなどが言われて18.0%ストップ高となり、オンライン決済プラットフォームなどを提供するメタップス<6172>(東マ)は電子商取引サイト専用の仮想通貨を利用する企業が1万社に迫ると伝えられて23.3%ストップ高。エイジア<2352>(東マ)は日本郵政の11月上場を控えてデジタルポスト(東京都港区)との協業などが好感されて23.6%ストップ高。
シリコンスタジオ<3907>(東マ)は完全新作スマートフォンアプリなどが期待されて12.1%高となり、ドリコム<3793>(東マ)はヒットしたゲームアプリの最新作などが期待されて15.3%ストップ高。ビリングシステム<3623>(東マ)は「銀聯カード」に関する事業で中国のモバイルアプリ開発企業と提携したことなどが連日好感されて大幅続伸の14.4%高となった。