■目標株価の引き上げ、米エヌビディアCEOの構想など受け注目強い
住友電気工業<5802>(東証プライム)は11月14日、一段高で始まり、取引開始後は6%高に迫る2855.0円(151.5円高)まで上げ、2日ぶりに上場来の高値を更新している。11月1日に四半期決算発表と通期業績予想の増額修正を発表して以降、証券会社による目標株価の引き上げもあって上げピッチを強めており、直近は、来日中の米エヌビディアのCEO(最高経営責任者)ジェンスン・フアン氏のAI戦略構想なども買い材料視されている。
12日には、「高精細DisplayPort信号を世界最速の0.07ミリ秒でEthernet信号に変換するLLMC技術を開発」と発表した。
第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)は、営業利益が前年同期比77.2%増加するなど大幅増益だった。3月通期の予想を全体に増額修正したほか、期末配当予想を従来予想の1株36円から41円に増額修正した。これを受け、野村証券は目標株価を2900円から3030円に引き上げたと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)