ジェイエスエスは25年3月期2Q累計順調、M&A強化戦略を発表、積極的な事業展開で収益拡大に期待

(決算速報)
 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は11月14日に25年3月期第2四半期累計(中間期)連結業績を発表した。当期よりワカヤマアスレティックスを子会社化して連結決算に移行したため、前年同期の非連結業績との比較で見ると小幅増収・小幅減益で概ね順調だった。通期の連結業績予想については、前期の非連結業績との比較で増収増益予想とした、なおM&A強化戦略を発表した。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は安値圏だが調整一巡感を強めている。1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。

■25年3月期2Q累計順調、通期増収増益予想

 25年3月期第2四半期累計(中間期)の連結業績は売上高が42億08百万円、営業利益が2億09百万円、経常利益が2億08百万円、親会社株主帰属四半期(中間)純利益が1億49百万円だった。

 当期よりワカヤマアスレティックスを子会社化して連結決算に移行したため、前年同期の非連結業績(売上高41億22百万円、営業利益2億32百万円、経常利益2億38百万円、四半期純利益1億57百万円)との比較で見ると小幅増収・小幅減益で概ね順調だった。第2四半期期末時点のグループ合計会員数は前期末比7.3%増の8万9303人となった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が19億56百万円で営業利益が43百万円、第2四半期は売上高が22億52百万円で営業利益が1億66百万円だった。

 通期連結業績予想(24年11月14日付で公表)は売上高が84億30百万円、営業利益が4億20百万円、経常利益が4億20百万円、親会社株主帰属当期純利益が2億70百万円とした。前期の非連結業績(売上高81億31百万円、営業利益3億89百万円、経常利益4億06百万円、当期純利益2億18百万円)との比較で増収増益予想とした。配当は据え置いて24年3月期比50銭増配の15円(第2四半期末7円50銭、期末7円50銭)としている。連続増配予想である。なおM&A強化戦略を発表した。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は安値圏だが調整一巡感を強めている。1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。11月14日の終値は456円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS69円81銭で算出)は約7倍、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約3.3%、前期実績PBR(前期実績のBPS728円29銭で算出)は約0.6倍、そして時価総額は約18億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る