■大分国際マラソンでパラリンピックメダリストに挑む
ホンダ<7267>(東証プライム)は11月15日、日立製作所<6501>(東証プライム)の子会社日立ソリューションズと、同社に所属する車いす陸上競技の岸澤宏樹選手とのスポンサー契約を締結したと発表。契約に基づき、ホンダ製の陸上競技用車いすレーサー「翔<KAKERU>」に関するサポートを提供する。
岸澤選手は2018年から競技を始め、2022年に日立ソリューションズに入社。2019年の大分国際車いすマラソン・ハーフでの新人賞獲得をはじめ、2024年の世界パラ陸上競技選手権大会1500mでの決勝進出など、着実に実績を重ねている。ホンダは高い目標に挑戦し続ける岸澤選手の姿勢に共感し、今回の契約締結に至った。
11月17日に開催される第43回大分国際車いすマラソンは、岸澤選手にとってホンダとの契約後初の国際大会となる。同大会は1981年に世界初の車いす単独マラソンとして開催され、岸澤選手はパリ2024パラリンピック競技大会のメダリストに挑戦し、先頭集団でのレース展開を目指している。
ホンダは2000年から陸上競技用車いすレーサーの研究開発を行っており、2019年からは一般ユーザーへの販売も開始している。今後も”人間尊重”の理念のもと、車いす陸上競技の認知向上と障がい者スポーツの普及・発展に貢献していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)