JSPの出直り続く、「決算補足資料」を開示してから続伸基調

■今期は増収減益の見込みだが改めて評価し直される様子

 JSP<7942>(東証プライム)は11月9日、2063円(24円高)まで上げた後も堅調に売買され、2日続伸基調で出直りを続けている。発泡ポリエチレン「エルブロック」、発泡導電性ポリエチレンシート「導電性ミラマット」などの緩衝材、高機能製品メーカーで、15日にホームページの「IR情報」に第2四半期決算の「決算説明資料『決算補足資料』」を掲載。改めて評価される値動きとなっている。

 第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)は、売上高が前年同期比7.5%増加した一方、営業利益は同1.3%減だった。営業利益は「付加価値の高い製品の販売減少により、前年比1.3%の減少」(補足資料)した。ただ、通期(2025年3月期)の連結業績見通しも期初から増収減益を見込んでおり、第2四半期決算でも全体に前回予想を継続した。売上高は1460億円(前期比8.1%増)、営業利益は70億円(同7.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は53億円(同17.1%減)、1株利益は202円23銭。配当は1株当たり年80円(中間40円、期末40円)を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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