【株式市場】前場の日経平均は175円安、朝方は106円高だったがウクライナ情勢の緊張再燃など影響

◆日経平均は3万8242円35銭(172円08銭安)、TOPIXは2697.67ポイント(12.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億3349万株

 11月20日(水)前場の東京株式市場は、日経平均が61円高で始まり、ほどなく106円02銭高(3万8520円45銭)まで上げたが、午前10時にかけては小安くなり、11時前に206円64銭安(3万8207円79銭)まで軟化し、前引けも安かった。為替は円安推移だったものの半導体関連株や自動車株に朝高のあと値を消す銘柄が目立ち、ウクライナ情勢の緊張再燃、米エヌビディアの決算発表接近などを受け様子見となった。中で、セブン&アイHD<3382>(東証プライム)が再び一段高となり創業家と経営側による買収が早まるとの報道など材料視。ソニーG<6758>(東証プライム)はKADOKAWA<9468>(東証プライム)買収で高い。

 東京ガス<9531>(東証プライム)が米投資ファンド介入などで急伸。SOMPOホールディングス<8630>(東証プライム)は好決算と業績予想の増額修正、自社株買いなど好感され活況高。リベルタ<4935>(東証スタンダード)は4日連続ストップ高となりクラウドファンディング会社との提携による商品点数の激増など連日好感。クオリプス<4894>(東証グロース)は臨床関連の申請に関する発表が好感され、直近まで9日続落とあって自律反発も加わりストップ高。セルシード<7776>(東証グロース)は連想が波及とされ急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3349万株、売買代金は1兆8871億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は589銘柄、値下がり銘柄数は989銘柄。

 東証33業種別指数は6業種の値上がりにとどまり、小売り、繊維製品、電力ガス、サービス、その他製品、食料品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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