■好調な業績に拍車かかる期待
藤田観光<9722>(東証プライム)は11月21日、続伸基調で始まり、取引開始後は9220円(290円高)をつけて出直りを強めている。第3四半期決算(2024年1~9月・累計、連結)が「全事業においてADR(客室平均単価)は高い水準を維持」(決算説明資料)など好調だった上、日本政府観光局が20日夕方に発表した10月の訪日外国人数が前年同月比で31.6%増加し、さらなる追い風が期待されている。
10月の訪日外国人数は、1~10月の累計が3019万2600人で「過去最速で3000万人を突破した」(日本経済新聞)と伝えられた。藤田観光の1~9月・連結決算は、売上高が前年同期比18.9%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は同16.9%増加、営業利益は前年同期の2.1倍だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)