【株式市場】日経平均は326円安で2日続落、後場一段軟調で値上がり業種は3業種にとどまる

◆日経平均は3万8026円17銭(326円17銭安)、TOPIXは2682.81ポイント(15.48ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億8005万株

 11月21日(木)後場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)が寄りあと一段軟調など、取引開始後に軟化す銘柄がみられ、日経平均は13時にかけて前場の安値を下回り407円13銭安(3万7945円21銭)まで下押した。14時半にかけては250円安前後まで持ち直したが大引けは下げ幅300円台で2日続落となった。前場堅調だった大手銀や電線株も小安くなる銘柄があったが、中で、みずほFG<8411>(東証プライム)や古河電工<5801>(東証プライム)はしっかり。太平洋セメ<5233>(東証プライム)は目標株価の引き上げなどあり一段強含んだ。

 後場は、エアトリ<6191>(東証プライム)が一段強含み訪日外国人観光客数の増加など好感。JCRファーマ<4552>(東証プライム)も一段と上げ新薬への期待に加え10月末に行った発行株数の3%規模の自社株買いの効果にも期待。ネクスグループ<6634>(東証スタンダード)やメタプラネット<3350>(東証スタンダード)も一段と上げビットコインの最高値など材料視。Success Holders<4833>(東証グロース)は一段高でストップ高に達し成果協創型コミュニティへの参加など材料視。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は大引けまで終日買い気配のままストップ高を続け治療用抗体のライセンス供与と一時金など材料視。 

 東証プライム市場の出来高概算は16億8005万株(前引けは8億3376万株)、売買代金は3兆7207億円(同1兆8208億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は731(前引けは876)銘柄、値下がり銘柄数は851(同699)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けは12業種)の値上がりにとどまり、、非鉄金属、銀行、繊維製品、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る