アイ・エス・ビー、コンサルティング強化へAMBCを完全子会社化、AIやビッグデータ活用を強化

■技術力とコンサルティング力を融合し、新たなソリューションを提供

 アイ・エス・ビー<9702>(東証プライム)は11月21日、開催の取締役会において、AMBC(東京都港区)の全株式を取得する株式譲渡契約の締結を決議したと発表。1970年の創業以来、業務系システム開発や組込み開発を手がけてきたアイ・エス・ビーは、モバイルコンピューティング分野での実績を重ね、幅広い事業領域でソフトウェア受託開発を展開している。

 同社は2024年から2026年までの中期経営計画において、ソリューション事業の規模拡大と高収益化を重要施策として掲げている。一方、2014年設立のAMBCは、経営戦略やビジネスモデル構築のコンサルティング、システム開発支援で豊富な実績を有し、特にデジタル変革に伴う経営とITの最適化支援、AIやビッグデータを活用したソリューションに強みを持つ。

 株式取得は2024年11月26日に実行予定。取得価額は非開示とされているが、第三者算定機関による株式価値算定結果を勘案して決定された。両社は技術範囲や事業展開領域での補完関係を活かし、技術者スキルの向上や顧客基盤の拡大を通じて、相互の成長・発展を目指すとしている。なお、2024年12月期の連結業績への影響は軽微である見通し。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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