ゼリア新薬工業:2Q、通期とも大幅増益に上方修正

IR企業情報

■修正要因、炎症性腸疾患治療剤、一部経費ずれ込みなどが寄与

 ゼリア新薬工業<4559>(東1)は、本日後場、今3月期第2四半期、並びに通期連結業績について修正すると発表した。

 発表によると、第2四半期累計の売上高30,300百万円(当初予想比2.3%減)ながら、経常利益1,550百万円(同40.9%増)など利益面はいずれも大幅増益となる見込みであり、通期連結業績も売上高を据え置いたものの、利益については、発表済見込みをいずれも10%以上増加する見込みに上方修正した。

 修正理由は、第2四半期(4~9月)累計期間は売上高が医療用医薬品事業で、アコファイドの市場構築の遅れ、アサコールがスイスフラン高の影響を受けたことを挙げた。また、増益については、研究開発費など一部経費の下期へのずれ込みを挙げている。

 通期業績予想については、上期業績予想の上方修正に加え、7月に権利取得した炎症性腸疾患治療剤「Entocort」の売上、利益への寄与などを見込んだことによると説明している。

 修正後の2016年3月期第2四半期連結業績予想は、売上高30,300百万円(前回予想比2.3%減)、営業利益2,100百万円(同31.3%増)、経常利益1,550百万円(同40.9%増)、当期純利益1,600百万円(同45.5%増)。

 また、通期連結業績予想は、売上高65,000百万円(前回予想比不変)、営業利益4,500百万円(同12.5%増)、経常利益4,100百万円(同17.1%増)、当期純利益3,300百万円(同10.0%増)。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る