■目標株価は時価を下回るが初の投資判断が「中立」のため安心感
東京メトロ(東京地下鉄)<9023>(東証プライム)は11月25日の後場、一段と強い相場になり、5%高の1823円(86円高)まで上げた後も1800円前後で売買され、約1か月ぶりに上場来の高値を更新している。野村証券とモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を開始したと伝えられ、注目が再燃した。
野村証券の東京メトロ株式に対する投資判断は「ニュートラル」で目標株価は1600円と伝えられた。また、モルガン・スタンレーMUFG証券の評価も投資判断「イコールウエート」で目標株価は1600円と伝えられた。時価は目標株価を上回っているが、上場後初めての投資判断がともに「中立」(現状維持)のため安心感が広がったとの見方が出ている。また、日経平均の600円高など、全体相場の強さによるバイアスがかかっている状態との受け止め方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)