スタンレー電気と三菱電機モビリティ、次世代車両用ランプシステム事業で合弁会社設立へ

■両社の強みを融合し、高付加価値製品を提供することで、交通死亡事故ゼロを目指す

 スタンレー電気<6923>(東証プライム)と三菱電機<6503>(東証プライム)グループの三菱電機モビリティは11月25日、次世代車両用ランプシステムに関する合弁会社設立に基本合意したと発表。同合弁会社は、四輪車および二輪車向けの電子・制御部品の開発、設計、製造、販売を目指している。両社は、2020年12月の業務提携以来、より高い安全性と機能性を持つ車載用ランプシステムの実現に取り組んできた。

 スタンレー電気は「光の価値の限りなき追求」を経営理念とし、交通死亡事故ゼロに寄与する安全安心なランプシステムの提供を目指している。一方、三菱電機グループは光デバイスや制御最適化技術に強みを持ち、特に三菱電機モビリティは灯火・配光制御事業に注力している。両社は、それぞれの技術的強みを融合させ、ADASや自動運転に対応した高付加価値なシステムの実現を計画している。

 同合弁会社は、スタンレー電気がマジョリティ株主となる予定で、2025年度上期の稼働を目指している。最終契約は2025年3月頃に締結される見込みであり、競争当局の承認を条件としている。両社は、安全性の高い製品開発を通じて、サステナブルな移動社会の実現に貢献することを目指している。同取引が両社の連結業績に与える影響については、今後詳細が確定次第、改めて開示される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1.  暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割…
  2. ■背広の売れ行きが映す街角の景気シグナル  街角の景気実感を分析し、景気実態を明らかにする経済指標…
  3. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  4. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る