TACが再び出直る、税制が一段と複雑化する可能性など言われ「学び直し」増加の期待

■税理士講座、社会保険労務士講座など好調で中間期は大幅増益

 TAC<4319>(東証スタンダード)は11月27日、5%高に迫る199円(9円高)まで上げた後も堅調に売買され、再び出直る相場となっている。資格取得講座の運営や法人研修事業の大手で、業績は好調。「手取りを増やす」与野党協議では、「103万円の壁」などに影響する基礎控除の拡大などの変更にともない税制が一段と複雑化する可能性が言われ、あらためて学び直し、リスキリングの需要が増える期待が出ている。

 第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)は、社会人を中心に講座申し込みが回復傾向になり、税理士講座、社会保険労務士講座、不動産鑑定士講座、建築士講座等も好調で、個人教育事業全体の現金ベース売上高は前年を上回った。売上高は0.1%増加し、営業利益同3.2倍になるなど、急回復だった。3月通期の見通しは全体に前回予想を継続し、V字型の急回復になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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