【株式市場】日経平均は307円安、米通商代表部に対日強硬派とされ様子見

◆日経平均は3万8134円97銭(307円03銭安)、TOPIXは2665.34ポイント(24.21ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億2665万株

 11月27日(水)後場の東京株式市場は、円相場が一段強含んで13時頃から1ドル152円台に入り始め、日経平均は取引開始後に前場の安値を割り込み、一時回復したものの次第に下げ幅を広げ、14時20分頃に453円01銭安(3万7988円99銭)まで下押した。大引けも300円安で2日続落。中盤には、米通商代表部(USTR)代表に対中強硬派が指名されたと伝えられ、ファナック<6954>(東証プライム)などは一段軟調になった。一方、日本航空<9201>(東証プライム)は一段と上げて推移し円高など好感。京成電鉄<9009>(東証プライム)はOLC<4661>(東証プライム)株売却など好感され前場上げたまま高値圏で活況高。任天堂<7974>(東証プライム)は一段と上げた。

 後場は、SHIFT<3697>(東証プライム)が一段と上げ第1四半期(9~11月)好調の期待。メガチップス<6875>(東証プライム)も一段と上げ任天堂の上げを受けて連動性を発揮。ティムコ<7501>(東証スタンダード)は業績予想の下方修正に出尽し感ありオンライン販売の新製品など期待され出直り拡大。日本パワーファス<5950>(東証スタンダード)は発行株数の25%規模の自社株買いなど連日好感され一段高。Chordia Therapeutics<190A>(東証グロース)は学会での成果発表に期待とされ14時過ぎまで一段高。雨風太陽<5616>(東証グロース)は「新しい地方経済・生活環境創生会議」の有識者構成員に社長が就任との材料が連日好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億2665万株(前引けは9億5019万株)、売買代金は4兆1751億円(同2兆1251億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は270(前引けは203)銘柄、値下がり銘柄数は1354(同1418)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、医薬品、サービス、空運、電力ガス、石油石炭、情報通信、小売り、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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