【株式市場】日経平均は214円高、後場バリュー株も強い値動きとなり3日ぶりに反発

◆日経平均は3万8349円06銭(214円09銭高)、TOPIXは2687.28ポイント(21.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億8994万株

 11月28日(木)後場の東京株式市場は、前引けにかけて上げた半導体関連株が一進一退に転じたものの、日経平均は前場の円高が後退するなどで一段強い値動きとなり、13時半にかけて343円35銭高(3万8478円32銭)まで上げて大引けも200円高。3日ぶりに反発した。三菱重<7011>(東証プライム)がジリ高傾向となり、日立<6501>(東証プライム)も一段水準を上げて推移。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)やニッスイ<1332>(東証プライム)も一段ジリ高。東証33業種別指数は全業種が値上がりした。

 後場は、T&Dホールディングス<8795>(東証プライム)が一段水準を上げて推移し前日に事業説明会があったもようで期待増幅。富士製薬<4554>(東証プライム)は証券会社による投資判断開始など好感され一段高。岡本硝子<7746>(東証スタンダード)は事業提携が好感されて一段高。ログリー<6579>(東証グロース)はアカウントインテリジェンスツールの展示会出展などに期待強まり後場一段と上げストップ高。

 28日新規上場となったククレブ・アドバイザーズ<276A>(東証グロース)は1250円(公開価格950円の32%高)で初値をつけ、前場1324円(同39%高)まで上げたが後場は売買交錯となり大引けは1068円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億8994万株(前引けは8億4187万株)、売買代金は4兆1774億円(同2兆1640億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1179(前引けは1139)銘柄、値下がり銘柄数は405(同452)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、水産農林、食料品、鉱業、その他金融、電気機器、証券商品先物、ゴム製品、鉄鋼、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1.  暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割…
  2. ■背広の売れ行きが映す街角の景気シグナル  街角の景気実感を分析し、景気実態を明らかにする経済指標…
  3. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  4. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る