【株式市場】日経平均は141円安、国内金利情勢など受け反落だが銀行・保険株など高い

◆日経平均は3万8208円03銭(141円03銭安)、TOPIXは2680.71ポイント(6.57ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億2460万株

 11月29日(金)後場の東京株式市場は、半導体関連株や自動車株が前場に続いて重かった一方、みずほFG<8411>(東証プライム)や第一生命<8750>(東証プライム)などは一段と上げて始まった後もジリ高となり、日銀の12月利上げ観測がある様子。個別物色の相場になったが、日経平均は約200円安の3万8150円をはさんで一進一退を続け、大引けは前日比で反落となった。

 後場は、アイチコーポ<6345>(東証プライム)が一段と上げ政府の防災対策強化方針など材料視。PKSHA Technology<3993>(東証プライム)も一段ジリ高となり東京海上日動火災保険と共同開発の保険業務支援システムに注目再燃。日本パワーファス<5950>(東証スタンダード)は引き続き発行株数の25%もの自社株買いが好感され一段高と上げてストップ高。ユーラシア旅行社<9376>(東証スタンダード)もストップ高となり中国が30日から日本人の短期ビザを復活させるため中国観光に期待高揚。ウェルスナビ<7342>(東証グロース)は三菱UFJ銀行によるM&Aでストップ高。ラストワンマイル<9252>(東証グロース)は中期計画と増配など好感され一時ストップ高。

 29日新規上場となったグロービング<277A>(東証グロース)は5600円(公開価格4530円の24%高)で初値をつけ、後場6200円まで上げて大引けは5760円となった。

 同じく29日新規上場となったTerra Drone(テラドローン)<278A>(東証グロース)は公開価格2350円。取引開始後に2162円で初値をつけ、後場寄り後に2490円まで上げて大引けは2363円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億2460万株(前引けは7億5988万株)、売買代金は3兆5974億円(同1兆6691億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は663(前引けは812)銘柄、値下がり銘柄数は931(同759)銘柄。

 東証33業種別指数は12業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、保険、繊維製品、サービス、電力ガス、空運、その他金融、非鉄金属、鉱業、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  2. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…
  3.  暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割…
  4. ■背広の売れ行きが映す街角の景気シグナル  街角の景気実感を分析し、景気実態を明らかにする経済指標…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る