レナサイエンス、慢性骨髄性白血病治療、研究期間2年延長で新たな可能性

■治験の目標症例数登録終了、さらなる研究深化へ

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は12月3日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的がん医療実用化研究事業」において、慢性骨髄性白血病(CML)治療薬RS5614の第III.相試験の研究期間を2年間延長すると発表。

 同研究は、慢性期CML患者60名を対象に、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)との併用効果を検証する多施設共同プラセボ対照二重盲検試験である。後期第II.相試験では、RS5614とTKIを1年間併用した場合の累積DMR達成率が33%と、従来の8-12%を大きく上回る成果を得ている。

 研究期間延長に伴い、2026年3月期および2027年3月期の費用計上が不要となり、収益改善が見込まれる。同社は、正式な助成金額が確定次第、詳細を公表する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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