■電子材料やレアメタルの価格への影響などとともに注目強まる
アルコニックス<3036>(東証プライム)は12月5日、再び上値を指向する相場となり、1480円(13円高)まで上げた後も堅調に売買され、2日前につけた戻り高値1499円に向けて出直っている。商社機能と製造業を融合する非鉄金属の総合企業で、「中国、ガリウムなどの対米輸出禁止、半導体規制に対抗」(日経電子版12月3日夕方)と伝えられたことを受け、電子材料やレアメタルの価格への影響などとともに注目が強まっている。
先に発表した第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)では、電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業の4セグメント全てが増収となり、金属加工事業を除く3セグメントが増益となった。連結売上高は前年同期比14.2%増加し、営業利益は同14.8%増加。通期予想も営業利益の前期比31.8%増などを全体に継続した。3月期末配当は前回予想の1株29円を同32円の予定に増額した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)