放電精密加工が戻り高値に迫る、IHIのエンジン「ブレード」拡大報道を受け連想買い

■三菱重工系だが第2四半期の黒字化など収益力の回復に注目強い

 放電精密加工研究所<6469>(東証スタンダード)は12月6日、次第高となって午前10時30分には10%高の1233円(108円高)前後で売買され、昨5日の取引時間中につけた戻り高値1270円に迫っている。放電加工で幅広い分野の製品を手掛ける中、航空機エンジン部品の「ブレード」も製造しており、「IHI、航空エンジン修理を拡充(中略)世界で機体増加、商機」(日本経済新聞12月6日付朝刊)と伝えられ、連想買いが流入したとみられている。

 放電精密の筆頭株主は三菱重工業<7011>(東証プライム)のため、一部には冷めた見方もあるようだが、10月に発表した第2四半期決算(2024年3~8月:中間期、連結)は各利益とも前年同期比で黒字化し、2月通期の各利益の予想を増額修正した。全社的なコスト削減策の継続や資材高騰に対する適切な価格改定が寄与するとし、収益力の回復が注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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