9日新規上場のインフォメティスは993円で初値をつけ、その後1075円まで上げる

株式市場 IPO 鐘

■「エネルギー×AI」をコア技術に最適化ソリューションを提供

 12月9日に新規上場となったインフォメティス<281A>(東証グロース)は「エネルギー×AI」をコア技術にエネルギー最適化ソリューションを提供し、公開価格は1080円。取引開始後に993円で初値をつけ、その後1075円まで上げ、前引けにかけても1070円前後で堅調に売買されている。

 「エネルギー×AI」をコア技術に、エネルギー最適化ソリューションを提供している。脱炭素とGXを推進し、電力利用効率の最適化を図るための取り組みとして、(1)電力消費者向けのスマート・リビングサービス「ienowa(イエノワ)」、「enenowa(エネノワ)」及び「hitonowa(ヒトノワ)」、(2)電力事業者向けのエネルギー・マネジメントサービス「BridgeLAB DR(ブリッジラボ ディーアール)」などのサービスを提供する。

 2026年からの導入に向けて仕様の策定が進められていた国内の次世代スマートメーターにおいては、その計量部において、当社の電力データ分析方式と互換性のある計測方式が仕様化されたことを受けて、当社だけが取扱実績のある電力波形データ形式で数千万にものぼる国内全世帯のエネルギーデータが取得可能になったことから、これを利活用した次世代スマートメーター設置後のサービスの開発に努めている。

 業績見通し(2024年12月期・連結、会社発表)は、売上高10億67百万円(前期比15.7%増)、営業利益1億03百万円(前期は営業損失1億69百万円)、経常利益1億11百万円(前期は経常損失71百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1億4百万円(前期は損失3億13百万円)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  2. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…
  3. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  4. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る