■来年にもインバウンドに特化した初の専門店とされ期待強い
パン・パシフィック・インターHD(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)<7532>(東証プライム)は12月11日、前後場ともジリ高となり、15時を回っては4%高の4151円(163円高)まで上げて約9か月ぶりに株式分割を考慮した上場来の高値を更新している。ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の運営などを行い、10日に発表した「月次売上高情報」が各事業とも増加。「ユニー事業」の売上高は前年同月比4.5%増加し、セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)のイトーヨーカ堂が何かと取り沙汰される情勢の中で好調との見方が出ている。
また、「2025年にもインバウンド(訪日外国人)客に特化した初の専門店を開く」(日本経済新聞11月213日付朝刊)と伝えられたことも期待材料視されている。株価は3か月超の高値もみ合いを抜け出してきたため、テクニカル的な注目も集まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)