【狙い場・買い場】平安レイはホテル級サービスでオンリーワンの葬祭事業展開、増収増益で利回り3.0%

狙い場・買い場

平安レイ<2344>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績の割安銘柄として注目したい。

同社は、冠婚事業、葬祭事業、介護事業を運営している。冠婚事業では、企画・開発された商品をもとに提案をするのではなく、それぞれの顧客の意向をできる限り吸収し、オーダーを分析・検討し、同社のアイデアを加えたオリジナルプランをトータルにコーディネイトし、企画からアフターフォロー、オンリーワンのサービスを提供している。葬儀事業では葬儀は式を確実に行う事のみが重要であったが、同社は冠婚事業で培ったホテル級のサービス概念を葬祭事業にも応用し、誠心誠意卓越したサービスを提供している。介護事業では、1987年に互助会加入者向けにスタートした家事援助事業を基盤に、シルバービジネスとして事業化を進めている。

今2016年3月期第・2四半期業績予想は、売上高44億8500万円(前年同期比2.1%増)、営業利益6億7600万円(同15.2%増)、経常利益7億2700万円(同13.2%増)、純利益4億2300万円(同8.5%増)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高96億6400万円(前期比1.4%増)、営業利益17億8900万円(同0.6%増)、経常利益19億円(同1.4%増)、純利益11億6100万円(同4.2%増)と3期ぶりの最高益更新を見込んでいる。年間配当は20円継続を予定している。

第1四半期では、冠婚事業では第3四半期以降の施行予約となったため、婚礼 施行組数は減少したが、葬祭事業で前年度に開業した「湘和会館伊勢原」と「湘和会館赤松」が通年稼働を始め、順調に施行件数を伸長したため、第1四半期営業利益は前年同期比5.7%増益で第2四半期計画に対する進捗率は49.7%とほぼ計画通りに推移しており、通期業績予想は達成できる見通し。

株価は、2月12日につけた年初来高値760円から10月9日の年初来安値648円まで調整を挟んで10月26日高値670円と上昇。その後、ミニゴールデンクロスを示現しており、見直し買いが入る可能性はある。最高益更新見通しで、今期予想PER7倍台・PBR0.60倍と割安感があり、配当利回り3.0%と利回り妙味が増す。11月9日に予定される第2四半期決算の発表を前に押す場面があれば、中長期狙いで注目したい。

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