■すべての事業セグメントで受注⾼が増加、配当も増額修正
丹青社<9743>(東証プライム)は12月16日、急伸して始まり、取引開始後は15%高の955円(124円高)まで上げて約3か月ぶりに950円台を回復している。前取引日・13日の15時30分に発表した第3四半期決算(2024年2~10月・累計、連結)が各利益とも8割増加し、今1月期の連結業績予想の増額修正も発表、好感買いが集中している。期末配当予想は1株につき前回予想から10円増配し25円の予定とした。
2~10月の連結業績は、市場環境の回復などにより需要が回復し、すべての事業セグメントで受注⾼が増加。売上高は前年同期比10.2%増加し、営業利益は同83.4%増加した。これを受けて今1月期の連結業績予想を増額修正し、営業利益は3月に開示した前回予想を25.0%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.6%上回る見込みに見直した。この好決算を受け、乃村工藝社<9716>(東証プライム)にも連想買いが波及し、大きく出直っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)