フライトソリューションズ、iPhoneへのマイナンバーカード機能搭載に向け本人確認サービスを強化
- 2024/12/16 12:44
- プレスリリース
■カードレス化によるマイナンバーの利用に寄与
フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は12月16日、本人確認ソリューションの「myVerifist(マイ・ベリフィスト)」の機能拡張に向け、iPhoneに搭載されたマイナンバーカードを用いて本人確認を行う技術開発を開始したと発表。
近年、マイナンバーカードは健康保険証や運転免許証との統合が予定されるなど、利用用途の広がりとともに普及が進む一方で、カード紛失の懸念からカードを取得しても持ち歩かない利用者も多く、生活の利便性向上への活用が伸び悩んでいる。そこで注目されるのがスマートフォン(スマホ)へのマイナンバーカード機能の搭載である。
デジタル庁はマイナンバーカードと同等の機能をスマホに搭載し、カードレスで本人確認が可能な社会の実現を目指している。米Apple社も2024年5月にマイナンバーカードのiPhoneへの登録をサポートする意向を発表しており、2025年の春の実装に向けた取り組みを進めるなど、マイナンバーカード機能のスマホ搭載への動きが加速している。
マイナンバーカード機能のiPhone搭載には、スマホにデジタル身分証を搭載する際の国際標準規格となる「ISO/IEC18013-5(mDoc/mDL)*1」に準拠した方式が採用される。そのため、同社は同方式および日本のマイナンバー独自の仕様を網羅する技術開発を開始した。物理的な身分証明書による本人確認に加えて、iPhoneに搭載したマイナンバーカードでも本人確認が行えるようmyVerifistのサービスを強化する。新機能は、マイナンバーカード機能のiPhone搭載開始時に照準を合わせて開発を進め、カードレス化によるマイナンバーの社会実装に寄与することを目指していく。
*1 ISO/IEC18013-5(mDoc/mDL):モバイル運転免許証に関する国際標準規格
・「Apple」「iPhone」「Apple Wallet」は、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標である。
■myVerifistについて
マイナンバーカードをはじめとする身分証明書を利用して電子署名・署名検証・公的個人認証の仕組みを同社の決済端末「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」とiPadで実現するシンクライアント型ソリューションである。総務省とデジタル庁の厳格な安全基準を満たしており、プラットフォーム事業者認定を取得している。特許を取得した同社独自の実装技術を使用し、フライトmyVerifistセンターに接続することで、操作端末のiPadに情報を残さずに公的個人認証を実現する。
■フライトソリューションズについて
フライトソリューションズは、2010年9月に日本で初めてiPhoneでのクレジットカード決済ソリューションを市場投入した電子決済ビジネスのリーディングカンパニーである。2013年に自社決済端末「Incredist(インクレディスト)」シリーズを販売、2021年には国内初となるAndroid端末でタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」の提供を開始した。独自技術によるスマートフォンやタブレットによる決済サービスを主軸に、製品の開発・販売・サポート・システムの受託開発等、さまざまな領域でデジタル情報化社会に貢献している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)