【株式市場】日経平均は12円安、2日続落、日米の金融政策会合を控え様子見

◆日経平均は3万9457円49銭(12円95銭安)、TOPIXは2738.33ポイント(8.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億2824万株

 12月16日(月)後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合FOMC(17、18日)と日銀の同会合(18、19日)を前に国内長期金利の上昇が目立つとされ、日経平均は前引けを20円ほど下回る44円高で始まり、13時前には99円02銭安(3万9371円42銭)まで軟化し、その後は軟調なまま持ち直し気味に推移したが2日続落となった。前場堅調だった半導体関連株の中に軟化する銘柄があった一方、古河電工<5801>(東証プライム)が一段ジリ高など電線株が強くデータセンター用ケーブル繁忙など材料視。DeNA<2432>(東証プライム)はポケモン新商品や香港企業との提携など材料視され一段高となった。

 後場は、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段と上げて推移し半導体株の中で異彩の値動き。エル・ティー・エス<6560>(東証プライム)は13日に開示した四半期決算の「主な質疑応答」によって注目再燃とされ出直り拡大。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は次世代ディスプレイ・ドライバIC検査装置の発売が材料視され2日続けて大幅に上げ約3か月半ぶりに100円台。リバーエレ<6666>(東証スタンダード)は世界最小サイズの水晶振動子が好感されてストップ高。デ・ウエスタン・セラピテクス研<4576>(東証グロース)は再生医療用細胞製品の国内臨床試験に関する発表が材料視され後場一段高。Ridge-i(リッジアイ)<5572>(東証グロース)は前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配となり大幅増益など好感。Heartseed(ハートシード)<219A>(東証グロース)も前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配となり好決算と今期予想など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は15億2824万株(前引けは8億1246万株)、売買代金は3兆3314億円(同1兆7144億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は612(前引けは821)銘柄、値下がり銘柄数は975(同746)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、その他製品、ゴム製品、金属製品、証券商品先物、機械、非鉄金属、建設、サービス、銀行、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■漁船の貯氷艙内部温度を3℃低下させる経済的な新技術  ニチモウ<8091>(東証プライム)とSP…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■研究論文3本が、世界最高峰の学会「NeurIPS(人工知能、機械学習)」と「EMNLP(自然言語処…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正・増配・自己株式取得を伴う銘柄の動向  12月期決算企業のうち、業績を上方修正し、増配や…
  2. ■年末年始相場、正念場!地政学リスクと経済指標が投資判断を左右  2024年相場も残り11日間であ…
  3. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  4. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る