インテージHDが出直り強める、訪日観光客の年間記録更新、再拡大を受け注目強まる

■「マーケティング支援(消費財・サービス)事業」などに追い風の見方

 インテージHD(インテージホールディングス)<4326>(東証プライム)は12月19日、取引開始後に1669円(36円高)まで上げた後も堅調に売買され、約3か月前につけた戻り高値1698円に向けて出直っている。各種市場調査の最大手で、「訪日客が最多3337万人、11か月で2019年の年間記録を抜く」(読売新聞)などと訪日観光客の急拡大が伝えられたことを受け、事業に追い風と注目する動きが強まっているようだ。

 第1四半期決算(2024年7~9月・連結)の売上高は150億57百万円(前年同期比5.2%増)となり、「マーケティング支援(消費財・サービス)事業」の売上高は100億66百万円(同11.7%増)、「マーケティング支援(ヘルスケア)事業」は31億84百万円(同5%減)、「ビジネスインテリジェンス事業」は18億7百万円(同6.8%減)だった。7月1日付でNTTドコモとの合弁会社・株式会社ドコモ・インサイトマーケティングを完全子会社し、連結子会社インテージヘルスケアは9月にCRO事業をアルフレッサ ホールディングス株式会社に譲渡した。収益力の強化が着々と進んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■漁船の貯氷艙内部温度を3℃低下させる経済的な新技術  ニチモウ<8091>(東証プライム)とSP…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■研究論文3本が、世界最高峰の学会「NeurIPS(人工知能、機械学習)」と「EMNLP(自然言語処…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正・増配・自己株式取得を伴う銘柄の動向  12月期決算企業のうち、業績を上方修正し、増配や…
  2. ■年末年始相場、正念場!地政学リスクと経済指標が投資判断を左右  2024年相場も残り11日間であ…
  3. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  4. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る