19日上場のSynspectiveは736円(公開価格の53%高)で初値をつけ活況高

株式市場 IPO 鐘

■8月に衛星5号機を打上げ第4四半期から画像データ提供を開始

 12月19日に新規上場となったSynspective<290A>(東証グロース)は小型SAR衛星で取得したデータ関連サービスなどを行い、公開価格は480円。買い気配で始まり、取引会愛から1時間40分を経過して736円(公開価格の53%高)で初値をつけ、740円まで上げる場面を見せて前引けは円となった。

 主に衛星のデータ販売とソリューション提供の2つを行う。データ販売では、全天候・全時間帯で地上観測の可能な自社小型SAR衛星により取得した画像データを提供。現在は国内官公庁を主要な顧客としている。ソリューションの提供は、データサイエンスや機械学習を活用して取得データを解析し、顧客が意思決定や業務効率化に利用し易い形で情報を提供する。

 2024年3月に4号機の「StriX-3」の打上げを行い、同年5月から画像データの提供を開始した。また、同年8月には5号機の打上げを行い、当第4四半期から画像データの提供を開始し、さらに当第4四半期に6号機の打上げを行い、来期の第1四半期から画像データの提供を開始する予定。

 業績見通し(2024年12月期・連結、会社予想)は、総収入が25億23百万円(前期比82.1%増)、売上高は22億83百万円(同64.7%増)を見込み、営業利益は損失29億90百万円(前期は損失17億95百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益も損失34億71百万円(同損失15億20百万円)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る