ウエルシア薬局、AIで顧客の声を商品開発に活用、業務効率90%改善を実現

■NEL社の『カスタマーAI』導入で業務効率が劇的に向上

 ウエルシアホールディングス<3141>(東証プライム)グループのウエルシア薬局は12月19日、NEL(本社:東京都渋谷区)が提供する新サービス「カスタマーAI」を導入し、顧客の声に関するカスタマーサクセス業務の工数を90%削減することに成功したと発表。同社が運営する「からだの声とくらしの声」というページを通じて、顧客から寄せられる商品改善や新商品アイデアなどの声を効率的に分析できるようになった。

 このサービスは、顧客の声をAIで分析し、新商品の発案や商品改善案を提示することで、データを効率的に活用することができる。実際に、手荒れに悩む顧客の声から薬用ハンドクリームが開発されたり、人気商品「とまらないアーモンド小魚」の新バリエーションが検討されたりするなど、具体的な成果が表れている。

 ウエルシア薬局の田中純一社長は、AIの活用により顧客との共創が加速し、より良い商品やサービスを提供できるようになったと評価している。NELの西田陸社長も、労働人口不足という日本経済の課題に対し、AIとソフトウェアによる第4次産業革命の重要性を指摘している。両社は今後も連携を強化し、顧客ニーズに基づいた商品開発や店舗改善を推進していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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