アステラス製薬が脳への遺伝子送達技術を獲得、革新的なAAVカプシド技術を導入

■最大5つの神経疾患ターゲットに対応可能なSTAC-BBB技術を導入

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)は12月19日、米国のゲノム医療企業Sangamoと、革新的な中枢神経指向性アデノ随伴ウイルスカプシドSTAC-BBBのライセンス契約を締結したと発表。この契約により、アステラス製薬は神経疾患における1つの創薬ターゲットに対して世界的な独占使用権を獲得し、追加費用により最大4つのターゲットまで拡大可能である。

 両社のトップは同契約の意義を強調している。SangamoのCEOは、STAC-BBBが中枢神経系への遺伝子送達の課題を克服できると確信を示し、アステラス製薬のCStOは、深刻な遺伝性神経疾患の革新的治療法開発への期待を表明している。

 契約条件として、アステラス製薬は契約一時金2000万米ドルを支払い、追加のターゲットとマイルストンに応じて最大13億米ドルおよび売上高に応じたロイヤルティを支払う可能性がある。技術移管後、アステラス製薬が研究開発から商業化までを担当する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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