■一部には来年3、4月まで利上げなしの推測も
住友不動産<8830>(東証プライム)は12月20日、再び出直る相場となり、午前11時にかけて6.2%高の4815円(283円高)まで上げる場面を見せて反発幅を広げている。日銀が19日午後、政策金利の据え置きを発表したことが好感され、不動産株は軒並み堅調だが、16日に自社株買いを発表したこともあり、三井不<8801>(東証プライム)の一時4.5%高、三菱地所<8802>(東証プライム)の一時5.8%高などを上回る勢いとなっている。
住友不が16日に発表した自社株買いは、取得株式総数800万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の1.69%)、取得総額350億円(上限)、取得期間は2024年12月17日から25年6月30日までの予定。
日銀の金融政策については、19日午後の総裁会見を受け、一部に「来年の春闘で賃金動向が定まるまで利上げしない可能性が出てきた」(株式市場関係者)との推測も出ているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)