■積水化学は「少量なら商用化できるレベル」、K&OエナジーGも高い
伊勢化学工業<4107>(東証スタンダード)は12月23日、再び一段高となり、午前10時過ぎには13%高の2万9740円(3530円高)まで上げて3週間ぶりに戻り高値を更新している。「曲がる太陽電池」の素材ペロブスカイトに用いられるヨウ素の大手で、21日に「曲がる太陽電池『ペロブスカイト』開発で先行する積水化学工業社長『25年の事業化を進める』」(読売新聞オライン12月21日)、「将来的には原発20基分相当に?国産の“曲がる太陽電池”最前線を取材」(テレ朝NEWS12月21日)と相次いで伝えられたことなどを受け、注目が再燃する形になった。
報道によると、「ペロブスカイト太陽電池」は、積水化学工業<4204>(東証プライム)では「少量なら商用化できるレベルにある」もよう。大阪万博で随所に設置され、本格的に登場する見込みとされている。積水化学の株価は約1ヵ月前につけた上場来高値に接近。関連銘柄として、同じくヨウ素メーカーのK&Oエナジーグループ<1663>(東証プライム)も5%高と出直っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)