マーチャント・バンカーズ、オリジナルトークン「MBKコイン」の再活用開始

■不動産取引手段として100億枚を発行、新たにNFTゲーム内などで活用

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は12月23日、同社オリジナルトークン「MBKコイン」の再活用に関するお知らせを発表した。2021年3月に発行したオリジナルトークン「MBK COIN」について、(1)NFTゲーム内での活用、(2)ネット販売におけるポイントサービスとしての活用、として、再活用に取り組むとした。

 「MBK COIN」は、2021年3月29日に公表したとおり、プラットフォーム上での不動産取引の決済手段として活用するため、100億枚を発行した。2021年、同社は、実物資産をデジタル化して売買する手段として、NFTの将来性に注目し、不動産やお宝グッズのNFTへの取り組みを行ってきた。

 しかし、世の中では、当時、NFTが注目されたのは、実物資産の売買の手段としてではなく、もっぱら、投機目的の金融資産として注目され、現在は沈静化した。そのため、同社の「MBK COIN」も特段の実績がないまま現在に至っている。

 投資目的でのNFTが衰退する中で、昨今、NFTゲーム、すなわち、ゲーム内で使われるアイテムやキャラクターをNFT化し、他のゲームとの互換性、あるいは換金性を持たせたゲームが、非常に注目されており、「Morder Intelligence」によれば、現状での世界の市場規模は、年間70兆円以上と推定されている。

 「MBK COIN」は、ゲームメーカーとの提携により、ゲームコインとしての活用を行いながら、昨今、広がりつつある、ショッピングサイトで提供されるポイントサービスへの活用にも取り組んでゆくこととし、ポイントサービスにつきましては、まずは、ショッピングサイト「Lafan」との提携でオープンしたNFTサイト「NFT Lafan」(https://nft-lafan.com/)でのポイントサービスに活用する。

 「MBK COIN」のゲームコイン並びにポイントサービスとしての活用について、技術面に関して、また、ゲームメーカーとの提携について、業務提携先である株式会社Dコーポレーション(東京都中央区、2023年8月21日付公表)のネットワークも活かし、取り組んでいく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  2. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  3. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  4. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…
  5. ■脱炭素とデジタル革新:万博から広がるビジネスチャンス  本日2025年4月13日に開幕した大阪・…
  6. ■関税不安の裏で進む金市場の静かな熱気  トランプ関税による世界同時不況懸念が強まり、金先物価格が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る