アクセルマーク、トレカEC大手のcraftyを1億円で子会社化へ
- 2024/12/24 08:26
- IR企業情報
■トレカ市場での成長戦略:自動販売機データとEC展開を活用した事業拡大
アクセルマーク<3624>(東証グロース)は12月23日、アトレカ事業のさらなる成長を目的として、craftyの全株式を取得し、完全子会社化するための基本合意書を締結したと発表。取得価額は1億円で、2025年2月下旬に株式譲渡契約の締結および株式譲渡を予定している。同事業は2023年9月から開始され、業務提携先との協力により全国に展開するトレカ自動販売機の運営で成果を上げてきた。今回の決定は、EC展開と実店舗戦略を強化し、トレカ事業を包括的に拡大する一環である。
crafty社はトレカEC事業に特化した企業で、特に「アイリストレカ」というオリパサービスブランドが業界内で高い評価を得ている。アクセルマークは、同社のデジタルマーケティングノウハウと同社が蓄積する自動販売機データを活用し、EC部門と店舗部門の相乗効果を図る予定。この連携により、オンラインとオフライン双方での販売チャネルをシームレスに統合し、事業効率と顧客満足度を向上させる。
アクセルマークは、2025年第2四半期に池袋駅東口エリアで第1号店をオープンし、ECプラットフォームと連動する販売体制を構築する計画である。また、craftyの子会社化によってEC展開をさらに加速し、独自のオリパ専用サイトやアプリ開発を推進する。同時に、スパイラルセンスとの協力により、技術開発や運用力を強化し、トレカ市場での競争優位性を確立する。これにより、中長期的に業績への貢献が期待されている。同件に関する進展は、適時開示される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)