カイオム・バイオサイエンス、がん治療用抗体PCDCの特許を国内取得

■中国に続き国内で知財基盤を確立、米欧でも出願中

 カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は12月23日、同社が開発を進めているがん治療用候補抗体PCDCについて、日本での特許査定通知を受領したと発表。同特許は、ヒト化抗CDCP1抗体に関するもので、既に中国での特許取得に続く成果となる。現在、米国や欧州でも特許を出願中である。

 PCDCは、標準治療耐性のがん種を含む幅広い固形がんに対する治療薬として期待されている。特にCDCP1はFirst-in-classとなる標的分子であり、肺がんや結腸直腸がん、乳がん、卵巣がんなどで発現していることが確認されている。同社は現在、PCDC導出活動を推進しており、本特許取得により知財基盤が一層強化されることとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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