【株式市場】前場の日経平均は105円安、朝方84円高まで上げたが為替介入への警戒強まる

◆日経平均は3万9055円35銭(105円99銭安)、TOPIXは2726.60ポイント(0.14ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億1498万株

 12月24日(火)前場の東京株式市場は、米国での半導体株高やダウ3日続伸、円安などを受け、日経平均は取引開始後に84円41銭高(3万9245円75銭)まで上げたが、加藤財務相が円安を懸念する発言を行ったと伝えられたことなどで値を消し始め、午前11時には165円安まで下押して前引けも105円安となった。中で、ホンダ<7267>(東証プライム)が急伸し売買代金1位となり日産自<7201>(東証プライム)などとの経営統合への期待に加え発行株数の24%規模の自社株買いを好感。三菱製紙<3864>(東証プライム)も急伸し中期計画の骨子開示など好感。しまむら<8227>(東証プライム)は第3四半期決算など好感され高値更新。

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)が一段高となり昨日までの2日連続ストップ高を受けて制限値幅(ストップ値幅)の臨時拡大が発動され一段高。ジオマテック<6907>(東証スタンダード)は米半導体株ブロードコムなどの上げ要因が同社にも通じるとされ一段高。アクセルマーク<3624>(東証グロース)はトレーディングカードのECサイト運営会社の子会社化が材料視されストップ高。夢展望<3185>(東証グロース)は中国での売り上げ急拡大を好感した上げ相場の勢い再燃し一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億1498万株、売買代金は1兆7114億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は726銘柄、値下がり銘柄数は852銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、電力ガス、輸送用機器、海運、鉄鋼、銀行、鉱業、ゴム製品、化学、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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