アイビス、AI音声合成技術を持つテクノスピーチを完全子会社化へ、AI音声技術で新たな成長基盤を確立
- 2024/12/27 08:34
- IR企業情報
■AI音声技術の最前線に参入、創作文化市場の新たな可能性を追求
アイビス<9343>(東証グロース)は12月26日、持続的な成長基盤を確立するため、2024年4月からM&Aの調査を開始し、今回、AI音声合成技術関連事業を展開するテクノスピーチ(愛知県名古屋市)の全株式取得を決議したと発表。取得価額は5億1200万円で、2025年1月31日に株式譲渡を実行する予定。
テクノスピーチは、2009年11月に名古屋工業大学の技術をもとに設立された企業。同社は大手企業からの継続的な受託業務を基盤としながら、「CeVIO」プロジェクトや「VoiSona」プロジェクトを展開している。特に最新のAI技術で人間の歌い方をリアルに再現する音声創作ソフトウェア「VoiSona」は、アイビスのモバイルペイントアプリ「ibisPaint」とのシナジー効果が期待できる。
アイビスは、テクノスピーチを連結子会社化することで、「VoiSona」のグローバル展開を加速させる方針である。テクノスピーチは2024年6月期に6067万9000円の当期純損失を計上しているものの、両社の技術力を活かした事業展開により、2025年12月期から連結業績への貢献が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)