【株式市場】日経平均は713円高、後場一段と上げ終値で7月以来の4万円台に乗る

◆日経平均は4万281円16銭(713円10銭高)、TOPIXは2801.68ポイント(34.90ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して21億3623万株

 12月27日(金)後場の東京株式市場は、日銀の議事録では利上げを急がないようだとの見方があり、日経平均は前場のジリ高基調が後場も続いて次第高となり、15時にかけて830円17銭高(4万398円23銭)まで上げ、大引けも上げ幅700円台で3日続伸。終値での4万円台は今年7月19日以来となった。日本航空<9201>(東証プライム)などの空運株が一段ジリ高となりサイバー攻撃の早期復旧や中国との相互入国緩和ムードなど好感。日本製鉄<5401>(東証プライム)も一段ジリ高となり、三井不<8801>(東証プライム)などの大手不動産株、住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社株も一段強含んだ。

 牧野フライス<6135>(東証プライム)が引き続き買い気配のまま大引けまでストップ高で推移しニデック<6594>(東証プライム)による抜き打ち的なTOB(公開買付)発表を材料視。Eストアー<4304>(東証スタンダード)も大引けまで買い気配のままストップ高となりBASE<4477>(東証グロース)によるTOBを材料視。エアトリ<6191>(東証プライム)は駅探<3646>(東証グロース)とのアフィリエイト連携が好感されて強調推移。24セブン<7074>(東証グロース)は年明けの11月決算発表に期待強まり一段高。

 新規上場のビースタイルHD(ビースタイルホールディングス)<302A>(東証グロース)は3325円(公開価格の61%高)で初値をつけ、前場3475円(同68%高)まで上げたが、後場は見る間に値を消して大引けはストップ安の2625円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して21億3623万株(前引けは9億3337万株)、売買代金は4兆3283億円(同1兆9279億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は1356(前引けは1258)銘柄、値下がり銘柄数は248(同337)銘柄。

 東証33業種別指数はまえ引けと同じく鉱業、ゴム製品を除く31業種が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、鉄鋼、電気機器、医薬品、サービス、卸売り、化学、空運、小売り、保険、倉庫運輸、情報通信、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る